2003年09月13日

チェルシー対トッテナム戦

『Chelski』Tシャツロンドンへ来て、今年は猛暑という報道に納得することができた。9月だというのに非常に暑い。チェルシートッテナム戦をスタンフォード・ブリッジで1試合観戦しただけだが、日焼けしてしまった。今回は、知り合いの友人がシーズンチケットホルダーで、その方から席を譲ってもらうことができた。おかげで今日のシートはとてもグランドに近く、非常に良い席だった。だから日に当たって日焼けもしたのだが。

スタジアムへ近づくとアンオフィシャルなグッズを販売している露店がたくさん出ていた。その中でも目を惹かれたのが、胸に『Chelski』と入っている青いTシャツで、これは土産に良いと5着ほど買い込んだ。語尾の『ski』はステレオタイプなロシア人の名前であり、『C』と『s』はユーロとドルのマークに置き換えられている。ロシア人新オーナーの潤沢な資金をバックにした大改革を皮肉った非常にスパイスの利いたシャレだと関心した。実際、新聞でもこの言葉はよく使われている。

視界良好なラニエリ監督と視界不良なホドル監督この日のチェルシーはアルゼンチン代表の2人、ヴェロンとクレスポを欠いていた。とはいえ、チェルシーが豪華メンバーを揃えていることに変わりはないわけだが、やはり寄せ集め感は否めない。ゆえに未だチームとしてのまとまりが無く、中盤と守備陣の連携が非常に悪かったように思う。

それでも今シーズン開幕後負けなしの快進撃。今日は先制ゴールを許しながらも前半中に逆転し、最終的に4対2とトッテナムをねじ伏せた。これはやはり個人技が対戦相手よりも圧倒的に上回っているからだろう。しかし、これから試合をこなしていって、まとまりを持つようになればかなり強いチームになるのではないだろうかという印象を持った。

トッテナムは戸田がまだ怪我でメンバーに入っておらず、チーム自体も特徴に欠け、あまり期待が感じられないチームであった。ホドル監督が苦労しているのが手に取るようにわかった。というのも、私の席が両チームのベンチのすぐ後ろだったので、試合中の指示や仕草が非常に良く見えたからである。

この日、一番印象に残ったのは、試合前の一番盛り上がっている時に、スタジアム内でロシア民謡が流れ、それにあわせてサポーターたちが手拍子をしながら歌っていることだった。この夏のチェルシーの大改革がサポーターたちにどう受け止められているのかが興味深かったが、非常に好意的に受け取られているという印象を受けた。

まぁ、大きな負債を完済し、しかもスタープレーヤーを次から次へと買い取ってチームを強くしてやろうという新オーナーの心意気がサポーターには伝わったのかもしれない。ただ、今まで築き上げてきたものへの執着や愛着はないのだろうか。自分が熱狂的なサポーターだったら、手放しで喜べないかもしれないな。

関連写真:スタンフォード・ブリッジ