2003年10月11日

トルコ対イングランド戦を眺めながら

Euro2004予選グループ7、トルコ対イングランドを自宅のテレビで観戦した。この試合の勝者が自動的に来年ポルトガルで行われるEuro2004への出場権を得るため(イングランドは勝ち点で1ポイントリードしていたので、引き分けでも予選通過できた)、国中が注目する一戦であったのは言うまでもないが、その他の面でも興味深い試合だった。

この試合はトルコで行われたが、トルコサポーターは熱狂的?というか危険?なことで有名。かなり前からこの試合については、新聞でも取り上げられていた。FAがイングランドサポーターにトルコへ応援にいくことを禁止し、それでも行くというサポーターたちの話題が紙面をにぎわせていた。

ピッチの外では、ここ最近のサッカー選手の様々な犯罪疑惑や不祥事が連日のように報道されている。加えて、この大切な試合の代表選手発表前に、リオ・ファーディナンドがドーピング検査を予定日に受けなかったことが明るみになり、FAは彼の代表選出を断念。今度は、それを不服とするイングランド代表選手たちがトルコ戦のボイコットをちらつかせる始末。おまけにエリクソン監督がイングランド代表監督の座を退き、チェルシーの監督に就任するという噂も再燃し、まさに蜂の巣をつついたような騒ぎである。

こうしたさまざまな情報から、この日の試合は非常に楽しみであったし、実際に面白かった。結果は0対0でイングランドが出場権を得たわけだが、冷静に考えてみれば、新聞やテレビなどのメディアにあおられていただけなのかもしれない。 

今日のトルコ戦のスタジアムはテレビで見る限り非常に盛り上がっていたものの、それ以上のものは感じられなかった。たしかに、グランド周辺の警官の装備とその数には驚いたが。そして、レイプ疑惑をかけられている選手のプレーを観て、「濡れ衣だったら気の毒だなぁ」なんて考えてみたり。

この国において、サッカーに関する記事や報道はまさに溢れるほどある。毎日、ニュースエージェントへ行って、どの新聞を買おうか悩むものである。そんな数多くある新聞の、数多くの記事から一つの試合に対する様々な情報を得ることで、ただサッカーを楽しむだけでなく、選手や監督、時には審判に対して個人的な感情をもって応援したくなったりもする。

自分が選手として身に覚えのない報道をされたら、「冗談じゃないよ」って不快に思うかもしれないが、観る側としては、試合を観る楽しみを増やす大切な要因なんだなぁと今日改めて理解した。自分の選手時代はプライベートを報道されるほどの有名選手ではなかったので、いらぬ心配であったが。