2003年12月31日

ひと味違う大晦日

今年最後の日のひとときをクラスメイトたちと過ごした。

日本にいたときは、掃除を終えておせち料理を作っている妻を手伝いながら、紅白歌合戦かサザンオールスターズのライブを観て大晦日を過ごしていたが、今年はやはりひと味違った大晦日となった。

ドイツ人のクラスメイトの部屋に10人ほど集まり、みんなで酒や料理を持ち寄ってパーティーを開いた。多くの生徒は自分の国でクリスマスと新年を過ごすが、クリスマスを終えてリヴァプールへ戻ってきた生徒たちは特にすることもないので、こうしてパーティーを開いたようだ。

その場で、様々な話題がでたが、私はみんなに「年末年始はいつもどう過ごしているのか?」と質問した。オランダ人の友達曰く、「一年で一番花火を消費する日」が12月31日だそうだ。ドイツ人の友達は、「お洒落をしてしゃれたレストランで食事をして、その後は好き好きにバーで飲んだりクラブで踊ったり、主に家の外で年越しを楽しむ」と。ロシア人の友達は、「酒を飲んで踊っているよ、みんな」と言っていた。イギリス人の友達がそこにいたのが不思議だったが、彼曰く「家族や親戚と過ごすのが面倒で戻ってきた」とのこと。ヨーロッパではやはりクリスマスが家族で過ごす休日であり、12月31日は外で遅くまで酒を飲んで騒ぐ日。そして、元日はゆっくりと休む日となっているようだ。

もう一つ興味深い話をオランダ人から聞いた。オランダでは2004年の1月1日から電車の中や駅などでは完全禁煙になるそうだ。そこで、「おかしな話だね。合法ドラッグがありながら、たばこには厳しいんだね」と言うと、「そういわれてみればそうかもしれない」と関心していた。

あと、日本のお年玉について説明すると、皆一様に大変驚いていた。「日本人になりたい」なんて冗談を言う女の子もいた。「クリスマスにもプレゼントをもらい、新年にはお年玉をもらうなんて、日本人の子供たちには幸せな季節だね」と。

パーティーから帰宅後の我が家はどうであったかというと、住んでいる場所が街の中心から非常に近いうえに川沿いのため、ひどい目にあった。というのは、12時少し前から花火があちらこちらであがりはじめ、12時を過ぎると川をいく船が一斉に汽笛を鳴らし、もうそれは騒がしいなんてものではなかった。それが30分ほど続き、その後もまだ爆発音のような音を発する花火が時々あがり、落ち着いて年越しをするどころではなかった。

おかげで子供たちも驚いて目を覚まし、そんな状況で再び眠りにつけるわけもなく、子供たちを寝かし付けるのにそこから1時間以上かかった。年越しそばを食べ、ワインでもあけようかと思っていたが、子供を寝かしつけながら自分も眠ってしまい、起きた時には2時を過ぎていた。

いろんな意味で、様々な経験をさせてもらった一年であった。一年の締めくくりがこうだったことがそれを物語っていると思う。

来年はどんな経験をさせてもらえるのだろうか。