2004年01月30日

Football and Law

今日から、『Football and Law』という授業が始まった。日本ではまだサッカー絡みの裁判や事件というものはほとんど聞いたことがないが、ここイングランドそしてヨーロッパでは珍しいことではなく、それこそ様々な分野で裁判が行われてきている。

フーリガニズムはまだ比較的新しいイングランド特有の問題であるが、その他にもスタジアムのセキュリティー関連、選手や監督の契約問題、サッカーにおける様々な差別、選手やクラブの知的財産権と肖像権の問題と多岐にわたる。

今日の授業で面白かったのは、選手の報酬制度について勝利プレミアム等のインセンティブは差別と判断される可能性があるという議論であった。私の個人的な意見としては、プロ選手というものはリスクもあるがリターンも大きな職業であり、優れたパフォーマンスを見せる選手がそれ相応の報酬を得るのは当然である。試合に出場できない選手は単に能力が劣る、コンディションが悪い、もしくは監督との折り合いが悪いといった問題を抱えているだろうし、いずれにしてもプロとしては致し方ないことである。この制度はクラブ側にとっても無駄な出費を押さえる非常に機能的な報酬制度であると私は思う。

ところがそこに差別の要素が含まれるという考え方に非常に驚き、最初は受け入れることができなかった。しかし、議論を進めていくうちに、様々な法律、判例の存在からそういった考え方も論理的であることに気が付いた。法律について勉強したことはないが、サッカーに絡めて勉強すると非常に興味深い。

今は、この授業の課題となるリーガルレヴューとアサインメントに何のテーマを選ぼうか迷っている。日本に帰ってから活かせそうなテーマだとしたら、選手の契約か、スタジアム関連か。

ただ、困るのは、この授業で必要となるテキストが他に比べて非常に高価であること。大学院で使うテキストはおおむね分厚くて高価であるが、法律関連のものはさらに高い。この一年間のテキストへの出費は、かなりの額になるだろう。