2004年02月03日
カスタマー=サポーター
今日のゲストスピーキングセッションでは、Teamcardという会社の最高責任者の話を聞くことができた。非常に興味深い話であった。
この会社は名前のとおり、プレミアリーグのクラブにメンバーシップカードシステムを供給している会社で、チェルシーをはじめ、幾つかのクラブにこのシステムを提供している。その内容は、クラブがシーズンチケットやクラブのメンバーシップ情報をICチップを使って一枚のカードで管理する一方、サポーターはクラブの関連施設や提携先でお金を使うたびに加算されるポイントを集めることで、様々な特典が受けられるというもの。スタジアムでもサポーターのシートポジションや入場した時間などを把握できるので、スタジアム内でのセキュリティー面でも大きく貢献しているという。もちろん、クラブはサポーターの消費傾向などをカードを通じて把握でき、更なるビジネスチャンスを開拓することもできる。面白い。
CRMという言葉がある。『Customer Relationship Management』の略であるが、要するに顧客の行動や期待を分析し、その要望に応えるべく様々な商品とサービスの開発に努めるというものだ。
サッカー界におけるカスタマーは、クラブのサービスに対してお金を使ってくれるサポーターである。彼らがクラブに対して何を求めているのか、どんなサービスが彼らを満足させるのか。
プレミアリーグが発足してから、イングランドではどのクラブもこのCRMに重点を置いてマーケティング並びに経営戦略を実行している。
「サッカーがただのスポーツではなく、ビジネスである」、という言葉が非常に納得できる一日であった。