2004年02月20日

サッカーの起源と歴史(1)

今日から『Growth & Globalization』という授業が始まった。主にサッカー界での国際関係を勉強、研究するのだが、今日のイントロダクションでの教授の話が非常に面白かった。サッカーの起源と歴史について話をされたのだが、今まで謎だった部分がかなり明確になった。

まずは「なぜ人々はサッカーに夢中になるのか」、「なぜサッカーなのか」という問いかけから始まった。もともとはルールなどなく、中世から様々な形でフットボールらしきものは行われていたが、怪我人や死人が多発することから国王によりフットボールをすることを長い間禁じられていた。しかし、大英帝国においてパブリックスクールの中ではフットボールはプレーされ続けていた。18世紀初頭、英国のパブリックスクールは所謂エリート養成機関であり多数存在したが、スクールの数だけルールも存在していた。というのは、パブリックスクール間で試合が行われることはなかったからだ。

1863年、ロンドンのあるパブでの議論からFAが誕生することとなる。パブリックスクール間で試合をするためにルールを統一しようじゃないかという趣旨であったようだ。ここで、議論となるのは二点。手を使うか使わないか。そしてゴールポストの上をゴールとするか、その下をゴールとするか。そう、ここでラグビーとサッカーに別れるのである。

当初、サッカーは貴族階級に好まれたが、間もなく彼らはサッカーを捨て、ラグビーに夢中になることとなる。貴族階級といえば、大英帝国におけるエリート階級であり、彼らは世界各地の領土(インド、南アフリカ、オーストラリア、カナダ等)へ派遣されることとなる。そしてそこでラグビーを始めるのである。これが、こういった旧植民地でラグビーが盛んである理由なのだ。一方、サッカーはというと貴族階級に捨てられ、おのずと中流階級、そして労働者階級の間で人気スポーツとなる。

そして、この時期に地方に住む人々が仕事を求めて都市へ大移動をはじめる。彼らは、地方での古い慣習を捨てて都市における新たな生活慣習を作りはじめる。それがサッカーであったのだ。この国でサッカークラブが各都市に存在するのはそのせいだ。人々の都市生活における、慣習、儀式、習慣がサッカーそのものなのであった。

明日へ続く。