2004年05月10日
リヴァプール視察4日目
リヴァプールFC視察4日目。
アカデミーを訪問。今回は前回と異なり、コーチングスタッフから非常に詳しい説明を聞くことができた。コーチングスタッフは各カテゴリー(U-19、15、12)に一人ずつ。他にはコミュニティーコーチといって各地の学校やサッカーチームを回ってスクールを展開するスタッフ。これが計5名。思ったほど多くはない。ただ、日本と決定的に違うのは、アカデミー専属のスカウトがいるということ。
アカデミーへ集まってくる選手たちは皆選ばれた選手たちなのである。そして、毎年生き残り競争が行われる。可能性がない、もしくは伸びがないと判断されると次の年からはアカデミーで練習することができないのである。9歳の選手からクラブに正式に選手として登録するのだが、この年代から契約書を交わし、毎年更新するのだ。
8、9歳のカテゴリーのトレーニングを視察したが、そのレベルの高さには驚かされた。日本でいう小学校2、3年生にあたる子供たちだが、まずボールをしっかりと捉えて蹴ることができている。そして、ゲーム形式の練習で驚かされたのは、子供たちがサッカーを知っているということ。この年代の子供たちならボールに群がっても致し方ないかと思っていたが、このアカデミーの選手たちはしっかりとシステムを理解し、コーチングをし、自分の役割をしっかりと理解しながらゲームを進めていた。選ばれた選手たちとはいえ、ここまで上手いのかとただただ驚かされた。
教育システムの違いもあるが、17歳から給料を受け取り、19歳以降プロとしてトップチームへ昇格するためにこのアカデミーで毎日練習をしている。
何から何までもが’プロフェッショナル’の基盤として、そして準備段階として設定、構築されている。そうそう簡単にまねできることではないと思った。
関連写真:ジェラール・ウリエ監督