2004年06月09日

ロンドンでの研修

昨日、今日と二日間、ロンドンで研修を受けてきた。

今回お世話になったのは様々なイベントや試合、選手、チームの経済的な価値を独自の方法で評価し、そういったデータをクライアントへ提供しているスポーツリサーチ会社である。主にスポンサーシップの適正な価値を計ることに重点を置いているようだった。

目に見えない、しかし間違いなく価値のあるものを数量化するということは本当に難しいことだと思う。ただ、それをしないと、スポンサー側もスポンサーシップを受ける側も互いにロスを生み出している可能性が高くなる。また、出資してもどれだけの効果が得られるかわからないと二の足を踏んでいる会社もそういったデータがあれば、ある程度の見通しを立てることができ、スポンサーシップに踏み切れるのではないか。

日本のサッカー界では、Jクラブの主要な収入源はスポンサーからの収入である。ただ、契約価格の決定方法はもちろん様々で、こうした確たるデータを元に算出されているという話は聞いたことがない。もしかしたら、Jクラブ側が自分の価値を知らずに安売りしているかもしれないし、逆に自分の価値以上の契約をしている可能性もある。もちろん、ヨーロッパでもそれは言えることであり、だからこそ今回お世話になったような会社に多くの依頼が舞い込むのである。非常に大変だったが、充実した二日間であった。

ただ、ロンドンへの行き帰りではひどい目にあった。まず、行きは電車が1時間遅れたため、約束の時間に1時間遅れた。イギリスで電車が遅れるのは珍しい話ではない。事情を説明すると、特に驚くわけでもなく理解してくれた。そして、帰りは電車の空調が効かず、蒸し風呂のような車両で3時間過ごさなければならなかった。ロンドンはリヴァプールよりも格段に暑く、湿度が高かった。そのため、電車の中も非常に暑かった。乗務員が客にボトルの水を配りに来たので、「水を配るならエアコンを直せ」と叫びたい気持ちを我慢しつつ、「水は持っているから、いらない」と言って後悔した。というのは、持っていた水をすぐに飲み干してしまったからである。

そういえば、知人も「リヴァプールからロンドンへ行くのに最高で7時間かかったことがあるから、電車に乗る時は水とたくさんの新聞と軽い食べ物は買って乗った方がいいよ」と言ってた。イングランドの電車事情はこんな感じである。