2004年07月30日
政治とスポーツ
中国で開催されているアジアカップで日本代表チーム並びに日本サポーターが中国人の反日行動にさらされているという記事をインターネットで目にした。政治とスポーツ。歴史的にも切っても切れない関係にあるのだろうか。
まず、考えられるのは中国における歴史教育について。共産党一党独裁の元、愛国主義者を育てるべく徹底した反日的歴史教育がされているという事を様々なメディアや書籍から知った。南京大虐殺の犠牲者の数についての議論はいつになっても終わる気配は無い。中国人の日本に対する感情の原因は歴史的事実よりも、今までそして今も行われている歴史教育にあると私は思う。
一方、日本での歴史教育はというと、近代史に限って言えば日本が一方的に悪いことをしたという教育が行われている。こういった教育が日本人の国家に対する興味や愛着を失わせているのではないだろうか。歴史的事実をしっかりと把握して受け入れることは非常に重要である。しかし、その事実が起こるに至った経緯やその当時の人々の生き様や様々な背景を勉強することもまた重要なことだ。
それにしても、中国で行われた大会に日本代表は今まで何度も参加してきたが、このようなことは聞いたことがない。なぜ今なのだろうか?私にも中国人の友人はたくさんいる。いいやつもたくさんいる。ただ、彼らと政治的な、そして歴史な話題について議論したことはないし、特にしたいとも思わなかった。もちろん、こうした話題を議論することの重要性は十分認識しているが、政治と宗教は実にデリケートなトピックであり、留学生間では暗黙の了解としてある種タブーになっていたと思う。
政治や思想の話題には触れたくなかったが、試合開始前の国歌斉唱中のブーイングなどのニュースには我慢がならず、思わず書いてしまった。今、自分の中ではインテルの訪日メンバーに並んで許せないことである。