2004年07月31日

レッズ、英国到着

キャプテンのヤマと浦和レッズがマンチェスターへやってきた。マンチェスター空港にてチームの到着を出迎え、ホテルへ向かい、チームは軽くランニングで汗を流した。久しぶりにレッズのみんなと再会し、幸せであったのもつかの間、様々な問題の処理に早速追われることとなった。

まず、チーム荷物の一部が空港へ届かなかった。結局、今日は受け取ることができず、恐らく明日配達されるとのこと。果たして、本当に明日届けてもらえるのかどうか定かではないが、待つしかない。トレーニングで使うジャージやシューズがその中に含まれているので大きな問題である。

ホテル到着後にホテル担当者とミーティングをし、チームからの注文を伝え、それに対する返事をもらうという作業を繰り返した。以前にも日記で書いたが、このホテルの対応はプロフェッショナルである。いくつかミスはあったが、それに対する対応の早さと誠実さは実に素晴らしく、感心させられる。明日、荷物さえ届けば全ての問題は解決されるだろう。

今日、いつにも増して実感したことは、チームマネージャー達の仕事の凄まじさである。マネージャーは選手のジャージやトレーニング器具、シューズ等の管理をするわけだが、彼らの仕事ぶりはすごい。何がすごいかというと、まず彼らの処理すべき仕事量の膨大さ。例えば今日のようなトラブルにも迅速に対処しなければならない。私は今日、ホテルを午後10時半に離れたが、彼らはその時間から荷物を開梱し、整理すると言っていた。作業を終えるには、恐らく午前1時か2時までかかるだろう。また、彼らの気配りの細かさにも感心させられる。様々な分野の実に細かな点まできっちりと事前準備をしている。間違いなく、私はこのような仕事には向かない質である。

そして、何より驚かされるのは、彼らが普通の人の100倍くらいわがままな選手達を上手くコントロールしているということ。私も現役時代はいろいろと無理難題を押しつけていたと思うが、今の選手はそれ以上に様々な無理難題を要求してくる。一つ一つ相手にしていられないこともあれば、きちんと対応しなければならないこともあるわけだが、それらをきちんと見極めて的確に対処している。チームが様々な試合やキャンプ、そして今回のようなトーナメントに参加するうえで、マネージャー達の働き、役割が想像もつかないくらい大きいということを本当に実感させられた。

夕食後にチームミーティングがあり、ギド監督がこのトーナメントのレッズにとっての位置づけや滞在中のことについて、いくつか選手達に話をしていた。ギドのその話しぶり、内容、そして選手の姿勢等を見ていて、非常に気持ちの良いものを感じた。というのは、ギドが選手の気持ちをしっかりと掴んでいるように感じられたからだ。監督がどの程度選手の心を掌握しているかは、ミーティングの雰囲気ですぐにわかるものである。ギドの人柄やオーラ、そして実績、すべてがプラスに働いていると思う。もちろん難しい時期も必ずあるだろうが。

このミーティングで一つ笑える話。ミーティングの最後にギドからキャプテンの山田に質問があった。

ギド 「キャプテンとして、このトーナメントにあたって何か言っておくことはあるか?」
ヤマ 「・・・・・・・」
ギド 「疲れているからもう早く寝たいか?」
ヤマ 「はい、そうですね」
ギド 「じゃあ、そうしようか」

誤解されると困るが、ヤマは決して面倒くさいわけでは無いのである。ただ、本当に’何もなかった’だけである。こういった出来事を含めて、今はすべてがうまく回っているような気がする。ギドのマネージャーシップ、ヤマの(独特な)キャプテンシー。

非常に忙しく、みんなとゆっくり話をする時間もなかったが、非常に幸せな一日であった。しかし、この一週間、私は勉強する時間を全く確保できそうにない。大丈夫かな、私の修論は?