2004年08月01日
違う、なんか違う
文化の違いだろうか?レッズとトーナメント主催者の間に入る調整役として2ヶ月ほど前から様々な仕事をしているが、そこで感じるのが文化や習慣の違いである。
我々浦和レッズはこのトーナメントに向けて入念な準備をし、それを逐一報告および要求してきた。それに対して、トーナメント主催者とホテルからは、「大丈夫」、「すべて揃えておきます」という良い返事ばかりもらっていた。しかし、実際に来てみるとその要求の半分くらいしか満たされておらず、事前要求と現実のギャップを埋めるべく、この二日間奔走した。
一つの事を要求して、それを実行してもらうには、今のところ最低2回、もしくは3回同じ事を要求しなければならない。繰り返し書いているように、このホテルは大変プロフェッショナルな仕事をしてくれるし、ホテル側の姿勢は本当に素晴らしいのだが、結果が伴うのに時間がかかる、もしくはワンクッション必要なのだ。
イギリスで生活するようになって最初に感じたのは、サービス業であるにもかかわらず、従業員が嫌々働いているのが明らかで、決して’サービス業’ではないということ。もしかしたらイングランドがおかしいのではなく、日本が特別なのかもしれない。だからこうして海外で暮らしてみると日本の良さがはっきりと認識できる。
実は今日チームに一人けが人が出た。早速病院を手配して検査するということになり、ドクターが病院に連れて行ってくれた。電話で確認した際には無料で検査してもらえるということだったのだが、病院到着時には時間が遅かったので今日はもう検査できないという対応。やむを得ず、検査してくれるという(私立の)病院に行くと、まず費用が300〜500ポンド(約6万〜10万円)だという。そして、「費用の支払いはどうなっているんですか?チームですか?それとも個人ですか?」と聞かれ、「チームです」と告げると費用は570ポンド(約11万4千円)になってしまった。
この国では基本的に病院での診察や治療は無料である。そのかわり、診察の予約を取るのに3〜4日かかる。ただ、こうして高いお金を払えばすぐにでも診察してくれるし、最新鋭の設備で診療もしてくれる。些細なことだが、非常に貴重な経験をさせてもらっていると思う。
さて、肝心のチームだが、私の目から見て調子が良いなと思うのは岡野である。練習中も相変わらず口数が減らず、そうした彼のキャラクターがトレーニングのムードを盛り上げている。
Conversation of the day Part 1(岡野、シュート練習でループシュートを試みるも、大きくゴールを外す)
平川 「岡野さん、そういうの(能力)もってないんだから!」 岡野 「違う、今の、なんか違う」
・・・岡野は自分のプレイを知っている。
Conversation of the day Part 2(夕食時にて)
山田 「ニシさん、水どこで売ってる?」 岡野 「ニシさん、メローイエロー買ってきて」 西野 「サスケなら買ってきてやるよ」
・・・メローイエローもサスケも80年代に販売されていた清涼飲料水である。
そんなこんなで今日も一日があっという間に過ぎていった。また、昨日受け取れなかった荷物が今日の朝一番でホテルに届いたことで心配事の半分は解消され、それだけでも気分が楽になった。
明日はトーナメントの記者会見があり、非常に楽しみである。