2004年08月06日
ボーダフォンカップを終えて
今朝、マンチェスター空港でレッズのみんなを送り出した。選手達に特に疲れたという表情は見られなかったので安心した。そして、5月から始まった私のこのトーナメントの仕事もついに終わることになった。
チームを送り出した後、マンチェスター市内のホテルにてボカ・ジュニオルスのGMと会い、修論用のインタビューに協力してもらった。来年もボカは日本を訪れる予定ということだった。ただ、彼らの狙いはヨーロッパのクラブとは少し違っているようだ。寝不足でふらふらになりながらのインタビューだったが、無理して行って良かったと思う。
実は昨夜遅くに全ての仕事を終え、自分のホテルの部屋に戻ろうとしたところ、丁度ホテル内にあるバーからコーチングスタッフが出てきて、「おう、おまえも来いや」という一言でコーチングスタッフの深夜の語りに参加することとなった。長い時間、様々なことを話したが、やはりコーチングスタッフもレッズが優良な強豪クラブになるために一生懸命であるということを改めて感じた。オフト体制からの(彼らの精神的な)切り替えや、現在のチームでコーチングスタッフがすべき事とそれに必要な熱意。非常に頼もしく感じ、嬉しかった。現場とフロントの様々なギャップをどう埋めてクラブとして一つの方向へ進んでいくかが、私に課せられた課題の一つであると思う。
今回のトーナメントで多くのレッズスタッフとじっくり話すことができたし、選手とも少しだが言葉を交わすことができた。そして、大会関係者にも沢山の知り合いができ、何よりも我が浦和レッズの名前をイングランドでアピールすることができた。今回のトーナメントは実に多くのものを私にもたらしてくれた。この大会の仕事を手伝わせてくれた浦和レッズに感謝したいと思う。そして、今回経験したことが全てのレッズ関係者、そしてレッズサポーターにとって次への糧になることを願っている。
最後に8月5日の試合中止について。いくつかの新聞に目を通してみたところ、マンチェスター・イヴニング・ニュースというローカル紙の一面に『オールド・トラフォード、落雷に見舞われる』という見出しが大きく出ていた。その記事によると、スタンドに落雷していたということだった。私はスタンドにいたが、確かに二度大きな音と共にスタジアムの照明がパチパチッと大きな音を立てた。あれが恐らく落雷だったのだろう。加えてマンチェスター市内の路面電車が雷のために電力供給できなくなり、運行停止になったということだ。こうした事実からも昨日の試合中止は賢明な判断であったと思う。確かに残念ではあるけれども、人命には代えられないものだ。