2004年09月20日
留学生活を振り返って
リヴァプールでの最後の日となった。昨年の8月1日に渡英して以来1年以上この街で過ごしたわけだが、振り返ってみるとあっという間であり、やり残したことがたくさんあるように感じる。
最初の数ヶ月は全てのことに慣れるのに精一杯だった。新しい生活、言葉、そして授業と課題。年が明けて自分なりにリズムが掴めてきた頃からそれ以外のことをする余裕というのが生まれてきたと思う。今更だが、もう一度やり直せるならば、2年間の滞在を計画し、最初の1年で語学をしっかりと身につけ、次の1年でMBA取得に専念することが理想的だと思う。1年はあまりにも短すぎる。日本で語学を勉強してきたことは間違いなく生きているが、現地の英語づけの環境で生活することが何よりも英語力を向上させるのは言うまでもない。
この1年で得たことは何かと問われたら、いくつか自信を持って挙げることができる。
まず、一番大きな財産はこちらで得た友人や知人、そして仕事関係のコネクションである。日本で環境を変えることなく仕事をしていたら得られなかった数え切れないほどたくさんの人々との出会い。イングランドで1年間生活したからこそ、こうした出会いがあった。この財産は一生のものである。もちろん帰国後に仕事をしていく上でも生きてくるはずであり、既にそれは実感している。
そして、MBAコースで勉強して得た知識も貴重なものであり、日本では得られなかったものである。MBAという学位がどれほどの重要性をもってくるかは全く予想できないし、期待もしていないが、このコースの中で自分が勉強、研究したことは現場で生かせるものである。そして、文章で自分の考えを表現することの大切さと難しさもたくさんの課題をこなす中で発見することができた。
また、日本を離れて海外で生活することにより、日本という国、自分の生活していた環境というものを客観視することができた。良いところもたくさん再発見できたし、その一方でイングランドやヨーロッパ各国に比べて劣っている点、学ぶべき点もたくさん見つけることができた。
帰国後のキャリアについては、これから様々な人と相談して決定することになると思う。ただ、浦和レッズのためにクラブの中から貢献していきたいという考えに変わりはない。
合否判定は11月まで待たなければならないが、当面の目標であったMBAの取得は無事達成できると思う。次の目標はスペイン語をマスターすることと、他のJクラブが導入したくなるようなプログラムやプロジェクトを浦和レッズにおいて実行していくことである。
サイト訪問者の皆様へ
いつも私の日記やコラムを読んでいただき、誠にありがとうございます。そして、アンケートへのご協力やメールで寄せられる様々なご意見は私の研究のみならず、今後日本へ戻って仕事を始める際にも非常に参考になるものばかりでした。この留学生活の間、様々な激励やサポートをしていただき、大変感謝しております。おかげさまで無事留学生活を終え、帰国することができます。帰国後は皆様の期待に応えるべく、頑張っていきたいと思います。
最後に、留学生活を終えるにあたり、このサイトをリニューアルすることにしました。留学生活の体験リポートというテーマでサイトを運営してきましたが、帰国後はいくつかの新コンテンツを導入し、より充実したサイトへと発展させていきたいと考えています。つきましては10月1日から11日までサイトを休止させていただきます。この期間はリニューアルへの準備期間ということでご了承ください。
本日より、ヨーロッパを周り、試合観戦やクラブ訪問、そしてカンファレンスへの出席と忙しくなりますが、逐次報告していきたいと思いますので、ご期待ください。