2006年08月05日

イプスウィッチ・タウンFC

仕事でイギリスへ来ていて、1日だけ試合を観ることができた。イプスウィッチという街にある、イプスウィッチ・タウンFCというクラブで、今はコカコーラ・チャンピオンシップというプレミアリーグの下のリーグに属している。この日はその開幕戦だった。3万人くらい収容のこじんまりとしたスタジアムは、試合2時間前になっても、それほど大騒ぎをする輩がいるわけでもなく落ち着いた雰囲気だった。街自体も非常に落ち着いた雰囲気で、町中は非常にきれいなので驚いた。私が行った事のあるイギリスの大都会はだいたいゴミがたくさん散らばっていたり、きれいとはお世辞にも表現できないところばかりだった。

現在、大きな借金を抱え、買収してくれる企業や人を探しているようなクラブだが、開幕戦もほぼ9割ほどの観客席は埋まっていた。私のチケットは試合当日スタジアムのチケットオフィスで購入できた。この辺はプレミアリーグの人気クラブとは違うところだ。対戦相手はクリスタルパレス。試合前から大勢のサポーターが詰めかけ、歌を始めていた。試合開始頃は、互いに応援しあっていたが、クリスタルパレスが明らかに優勢に試合を進め始めると、とたんにイプスウィッチのサポーターから応援の歌が聞こえなくなり、アウェイのクリスタルパレスの応援がどんどんと増幅していく。試合をリードされ始めるとそれは顕著になり、イプスウィッチのスタンドからはほとんど声さえも聞こえなくなっていたように感じた。私の印象は、「イプスウィッチのサポーターはおとなしすぎる」。このクラブは今だから、こうした状況なのか、いままでもこうだったのか、正直わからないが、イギリスのスタジアムで感じた熱気と大合唱がアウェイのスタンドからしか聞こえなかったのは非常に残念だった。

久しぶりのイギリスは、相変わらずの物価の高さと街で購入する食べ物のまずさ、そして太って入れ墨をしている人の多さと、以前とは何も変わらないものだった。

2006年07月10日

ワールドカップ決勝戦を観戦

とうとう、ドイツワールドカップの決勝戦をスタジアムで観戦してきた。様々なアクシデントがあったが、なかでもチケットの確保とスリとの遭遇はここで紹介なければならないと思う。

決勝戦のチケットは、いっしょに行った先輩が大会関係者と直接の知り合いで、そのルートを通じて正規の手続きに則って購入したのだが、チケットの受け取りがスタジアムのチケットセンターということであった。

ということで、スタジアムのチケットセンターへ行ったところ、我々の名前がコンピュータのリストに載っておらず、しかも、そのオフィシャルのレターが偽造だという指摘までされてしまった。その場では、その担当者(ボランティアの女の子)もどうすることもできず、我々も、「もしかしたら、スタジアムに入れないかも、、、、」などと最悪の事態まで考え、途方にくれることとなった。

結局は、FIFAの関係者が宿泊しているホテルへ行き、関係者に聞いて、チケットを受け取ることができたのだが、それまでは、「パブリックビューイングの場所でも調べておきますか!」といった感じで、長旅の疲れも出て、非常に落ち込んだ時間帯だった。

もう一つは、電車の中で出会ったスリだ。チケットを受け取った後、再びスタジアムへ向かう電車の中で、大騒ぎしている男性が乗ってきて私の横に立った。大きな声で「あなたはイタリアとフランス、どちらが今日勝つと思いますか?」と周りの人々に聞いて回っていて、「試合前だから盛り上がっているな」くらいにしか考えていなかったが、その騒ぎの中、いっしょに行った先輩の1人が、実はその仲間達に取り囲まれていて、ズボンのポケットに入れていた財布をすられた。その集団はスタジアムのずっと手前の駅で降りていったのだが、気がついたのがスタジアムの駅を降りた時で、後の祭り。私自身、海外でこうした被害に遭ったことはなかったが、実際に遭遇して、その巧妙さには驚かされた。後に、きちんと警察へ被害届けを出し、日本へ帰って保険請求をするとのこと。

こんなアクシデントに見舞われながらも、無事試合を観戦し、長旅をもう一度味わって帰国。

個人的には、優勝チームがPKで決定するという最悪のパターンだったということと、ジダンとマテラッティの件で、泥の付いた大会だったなと言う感想。

しかし、非常に良い経験ができた。

2004年11月03日

ナビスコカップファイナル

久しぶりに日本で試合を観戦した。

サポーター達と一緒に電車で国立競技場へ向かい、普通の座席で試合を観戦した。今まであまりこうしたことをしたことがなかったので、非常に新鮮な体験であった。普段は車でスタジアムへ向かい、車で帰るということからサポーターの行動というものを肌で感じることはなかったが、こうした経験は定期的にすべきものだと思った。嬉しかったことは、「ホームページいつも見てますよ」とサポーターの方々に声をかけてもらったことだ。そういう声は非常に私にとって励みとなる。

PK戦の末に敗退。観戦時間が長く、しかも試合内容がなかなかすっきりしないものだったので、非常に疲れた。サポーター達はこうして試合の内容や結果によって異常に疲れたり、疲れてるはずなのに元気をもらったりしているのだなと実感させられた。そして、自分がプレーしていた頃のみっともない試合の数々を今更ながらに反省したりしている。

正直な感想、今日の敗戦は残念でならない。しかし、この敗戦は間違いなくリーグ戦に向かうチームの姿勢を一層引き締めてくれることと思う。

全く話は変わって、今日、FC東京のサポーターが歌っていた『You'll never walk alone』を日本のスタジアムで聞いて非常に奇妙に感じた。というのは、リヴァプール留学中にアンフィールドでこの曲を何度も耳にしていたからである。 この曲がサッカーアンセムとして歌われ始めた背景やFC東京のサポーターズソングになっていることも知識としては知っていたが、スタジアム内の歓声やサポーター達のコールでよく聞こえず、最初は『君が代』でも歌っているのかなと思った。

ちなみにイングランドでは、リヴァプールファンがこの歌を歌った後に、必ず同じ歌を対戦相手のサポーターが歌い始める。そして、最後の部分を、You'll never walk “again”(おまえらは二度と歩かないよ)ともじってリヴァプールファンをからかう。こうしたサポーター同士のやりとりは聞いていて楽しいものである。レッズのサポーターも次回FC東京と対戦して、あの歌を聞いた後に、“You'll never walk again”と大声で歌い返したらおもしろいのに(もちろん対戦サポーター同士のコールアンドレスポンスという点においてであり、他意はない)。

さて、この11月3日でホームページを開設して丁度1年が過ぎたこととなる。早いものだが、こうして少しずつ積み重ねてこれたのも、ホームページを訪れる方々からの様々なフィードバックがあってのものです。この1年間、ホームページを訪れていただき、そして、様々なご意見をいただき、本当にありがとうございます。今後もサポーターの方々の声を吸い上げ、そういったご意見をクラブの運営に生かしていけるように頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。