VOTES考察 - Vol. 4

ホームゲーム時のスタジアム到着時間アンケートに関する考察

今回のアンケートは、「レッズをサポートするには、非常に体力が必要なのです」というメールをいただいて、サポーターの方々が試合前の待ち時間に対してどう思っているのかを聞いてみたいと思ったのが主な目的です。

結果を見ると、5時間以上前に試合会場に来ている人が約40%。3時間以上前に来ている人まで含めると45%になります。当ウェブサイトに未掲載のものも含めていただいたメールを拝見するかぎり、自由席の席取りが主な理由のようですが、この待ち時間をどう思われているかというところに発見がありました。

予想通り、苦痛に感じている人がいるのも確かです。5時間以上も外で待っているとさすがに体力も消耗しますし、飽きもすると思います。ただ、良い席を確保したいという必要に迫られて仕方なく並んで待つ人々はこの待ち時間に対して、どうにかしてほしいと思っているようです。

これもまた予想された通りですが、ある程度適度な時間(1時間から2時間前)に来て、試合までの時間を自分なりに楽しんでいる人々。こういった人々はほとんどが指定席を確保している人々だと思います。当然、こういった人々はこの待ち時間が苦痛でも何でもなく、試合前の気持ちのウォーミングアップに充てているようです。

そして、最後が長時間並んで待つことを喜んで受け入れている人々。他のサポーターたちとこうした時間を共有することで、共にレッズをサポートしているという仲間意識や連帯感を深めることができるという意見もありました。「待ち時間を含めてReds Wonderlandなんだ」と。

選手時代、駒場での試合の前日練習は駒場で行われたのですが、試合がナイターであるにも関わらず、前日の午前中からテントを張って試合を待つ人々の姿を目にして、身の引き締まる思いがしたことを思い出します。

イングランドでは、プレミアリーグの試合は全席指定となっています。その為、席を確保するために並ぶようなことはありません。私は選手のウォーミングアップが観たいので、試合開始1時間前から40分前くらいにスタジアムへ入りますが、この時間だと座席の半分も埋まっていません。観客の大半は大体試合開始10分前から一斉にスタンドへ入ってきます。それまでは、スタジアム周辺のパブで一杯ひっかけたり、路上でフィッシュアンドチップスやハンバーガーを食べて話をしたりして、待ち時間を過ごしているようです。

今回の結果を通じて、長い待ち時間が一概に’サポーターにとって苦痛であろう’と断言してしまうことが間違いであることを教えられました。こういう現実を知り、クラブとしては何ができるのかを考えると、、、、、簡単には答えを見つけることはできそうにありません。