読書のすすめ - Vol. 0
このウェブサイトのリニューアルを機に、新たな情報発信をしてみようと思う。それは、“読書のすすめ”である。
プロとして選手をしている頃は、ただサッカーだけをしていれば生活していける環境が、幸せではあるけれども、怖い気もしていた。一日のうちで練習をする時間は限られていて、他のことをする時間は山ほどあり、遊ぼうと思えば遊べるし、やりたいことをする時間がたくさんあった。何をするかというと、私の場合、できるだけ本を読むようにしていた。なぜかというと、本を読むということが、プロサッカー選手である自分に平衡感覚を保たせる一つの手段だったからだ。プロサッカー界というのは、やはり普通ではない世界であり(何が普通かは人それぞれだが)、世間の常識や世間で行われていることを意識せずに生活することができる。こういった場合、えてして“常識”というものを見失いがちである。私の場合、本を読むということが人間的なバランスを保つ一つの方法であったのである。
プロ選手になる前から私は本を読んでいた。小学生の頃は父親に耳にたこができるほど「本をたくさん読みなさい」と言われていた。中学に入り、本に興味を持ち始め、高校では新潮文庫の100冊あたりを片っ端から読んでいった。大学に入ってもまだ濫読に励んでいた。プロ選手となってからは、小説ももちろん、スポーツマネジメント系の書物や記事、哲学、自己啓発、自伝等かなりの数を読んでいると思う。
このウェブサイトにおいて、最近読んだ本で興味深いものや、昔読んだ本で是非とも今の子供達に読んでもらいたい本等を紹介したいと思う。ただあくまでも、私個人の好みで本は選択し、私個人の意見感想を述べさせてもらうだけの事である。
こうしたことを始める一番の目的は、サッカーが好きでサッカーを毎日がんばっている子供達や中学生・高校生達に読書の素晴らしさを理解してもらうことである。サッカー漬けの毎日も悪くはないが、読書を通じて人生の幅を広げてみることは今後の人生をもっと素晴らしいものにしてくれるのではないかと思うからである。
どれほどの本を紹介することができるかはわからないが、とりあえず始めてみようと思う。