コーチの志 - Vol. 4

ジョン・ムーアズ大学のサッカー科学学科について

池田さん、グリン、大槻さんとやっと課題に追われて終わった1学期が終了したと思っていたら、あっという間に冬休みが終わり、2学期が始まってしまいました…。今回の休みはできるだけ多くサッカーに触れようと、休暇に入ってすぐにトランメアボーンマスの試合を観戦し、その後、バルセロナへ行きバルセロナバレンシア、12月28日にアストン・ヴィラマンU、そして元旦からリヴァプールチェルシーを観に行ってきました。元旦には日本からコーチの方が来られたり、先週は浦和レッズよりトップチームのコーチの池田太さん、試合分析の大槻毅さんがリヴァプールを訪問されたので、トランメアの練習視察(トップ、ユース、U-11、U-13)、またリヴァプール、エヴァトンのアカデミーの試合などに同行させて頂きました。お二人とも素晴らしい人格者で、生きた現場の声を聞けた事は非常に為になりました。

実験中さて、今回は簡単にリヴァプール・ジョン・ムーアズ大学サッカー科学学科について少し触れたいと思います。このコースは日本でいうスポーツ科学科とほぼ変わらないのですが、ひとつ大きく違う点は、全てがサッカーに結びついているということです。生徒数は一学年約35人(そのうち女性が約1割)でほとんどの生徒がイギリス人。スポーツ関連でいえばこの他にスポーツサイエンスとコーチングサイエンスの二学部もあり、運動生理学、バイオメカニクス、心理学、スポーツ経営学、スポーツ栄養学などが専攻でき、サッカー科学部の生徒に関しては、この他にタレントID、試合分析、イングランドサッカーの仕組みなどを授業で勉強できます。

また、大学がリヴァプール、エヴァトン、マンチェスター・シティといったチームやFAと提携している関係でインターシップの受け入れや、ゲストスピーカーの講演、クラブ視察など多くの充実したプログラムも組まれています。授業内容も非常に興味深く、今後サッカー界の様々な分野で活躍できるようにプログラムが構成されています。ただ年間を通して、課題も非常に多く、論文形式の試験も多いので留学生にとっては非常にハードである事は確かです。このコースに興味のある方、より詳しい情報が欲しい方は、学校のサイトをご覧ください。

話は変わりますが、ブリティッシュ・カウンシルがイギリスで勉強している学生を対象に、留学中の体験記を募集しています。この試みは今年で3回目のようですが、応募者の中から12人が4月にロンドンにて表彰されることになります。授与式には受賞者と受賞者の友人一名、そして出身の学校から一名が招待され、盛大で華やかに行われるのですが、なんといっても留学生にとって喜ばしいのが、選ばれた学生は、一人が2000ポンド(約40万円)、残りの11人は1000ポンド(約20万円)が副賞として贈られます!パーティーが行われる前日から、夕食やミュージカル観賞など全てが細かくオーガナイズされており、他の学校の留学生とも出会える機会もあって非常に充実しています。去年の応募者は世界145カ国、2300人が応募したようで、今年もすでに募集が始まっています。是非イギリスに留学されている方はトライしてみることをお勧めます!http://www.educationuk.org/shine/index_2.htm


志垣 良(しがき りょう)志垣 良(しがき りょう)

1980年5月9日生まれ、福岡県出身。小学校1年からサッカーを始め、東福岡高校卒業後、渡英。

現在、リヴァプール・ジョン・ムーアズ大学でサッカー科学を専攻するかたわら、トランメア・ローヴァーズ下部組織とマンU・サッカースクールでコーチを務める。

FAコーチングライセンスおよびFAインターナショナルライセンス保持。

連絡先: ryo32@hotmail.co.uk