TSUTOMU-NISHINO.COM - COLUMNS http://www.tsutomu-nishino.com/columns/ ja 2006-06-23T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.31 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/23/01.php 2006年6月23日 G−JAMPSは日本代表と運命を共にしています。ということは、今日が最後の日です。約束どおり、12時には閉館。撤去作業が始まります。毎日書いていたスコアボードの前に立つ事ももうありません。 寂しいものですね。わずか1ヶ月とは言え、毎日お会いしていたメディアの方々ともう会えなくなるという現実に直面すると、寂しさがつのります。「またどこかで」「次は南アフリカかな?」「日本でもロンドンでもいいから飲もうね」。「おつかれさまでした」「ありがとうございました」「お世話になりました」言葉はつきません。 そして夜にはスタッフとボランティア全員のお別れ会。同じ釜の飯を食うという言葉がありますが、その通りですね。いつのまにかみんな一体になっています。正直言っていろいろありました。わたしはオフィシャルのIDカードをいただいていましたが、ボランティアと同じ身分です。仕事をこなすうえで、問題は多々ありました。そしてボランティアの方々は現代っ子。理解しがたい面もありました。それでも、この 一ヶ月はすばらしかったと言えます。わたしにとってこの一ヶ月はなんだったのか。 G−JAMPSとはなんだったのか。しばらく答えは出ないでしょう。時間をかけて考えてみたいと思います。 読んでいただき、ありがとうございました。ロンドンに戻ったら、パソコンを直し、もう一度写真をアップすることにトライしてみます。そしてG−JAMPS後記もいつか書きたいと思います。 次は南アフリカでお会いしましょう。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-23T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.30 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/22/01.php 2006年6月22日 朝からの来館者も2時を過ぎるとぱったりと途絶えました。今日の試合はボンから電車で約1時間ちょっとのドルトムント。みなさん早めに出かけられたのでしょうか。午後も3時を過ぎるとぱったりと来館者が絶えてしまいました。 嬉しかったのは、日本からの懐かしい友人の来館です。T夫妻との短時間のおしゃべりは、疲れを吹き飛ばしてくれました。なにしろ数ヶ月前のフットサルの試合でじん帯を損傷し、松葉杖をついてのドイツ入り。いまさらながら、彼のサッカー狂いと、それを支える奥様のやさしさに打たれます。ひとしきり話した後は、やっぱり話題は明日の試合。ひたすらに、ひたすらに、いい試合をしてほしいと祈るのみです。そして午後からは、日本のサムライブルーパークから届くメッセージカードをボードに貼る作業にいそしみます。 そしていよいよ9時からはブラジル戦。大勢の日本&各国サポーターの方々とテレビ前に陣取り、応援します。そして。。。。。。 深い脱力感とむなしさと悲しさに打ちのめされました。あー、終わった。そう思いました。ワールドカップはまた続きます。でも、わたしたちにとってのワールドカップは終わった同然でした。 イングランドのサッカーの歴史は150年余。まだまだです。でも、わずか10数年でJリーグをここまで発展させた日本です。できないはずはありません。試行錯誤は続くでしょうし、困難も山ほどあるでしょう。でも、いつかかならず日本代表が表彰台に上る日が来る、それをこの目で見たい。強く強く思います。JFAの百年構想のお手伝いをマジでやりたい。そうこころの底から思った一日でした。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-22T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.29 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/21/01.php 2006年6月21日 昨日の2500余人には及ばないとはいえ、今日も2000人以上の方がご来館くださった一日でした。今日の特徴は団体で訪れる方々の多さです。大型バスがひっきりなしに到着します。昨日は個人で行動されるサポーターの方々が多かったのですが、今日はほとんどが団体の方々。うまく表現できないのですが、そこには歴然と「温度差」があります。強いて言えば、団体行動をされる方は、依存性が強いと言えるのかもしれません。G−JAMPSではブルーフラッグをお配りしているのですが、相対的に、団体でいらした方ほどフラッグを受け取る際の「無言率」が高いのです。これっていったい何なのでしょう。「コレ」と単語だけを発する人。無言でフラッグを持っていかれる方、もっと頂戴とおっしゃる方。日本人って「ポライト」じゃなかったの? と感じることがとても多いのです。これは「悲しい現実」です。もちろん、「ありがとうね」「お疲れ様」とねぎらってくださる方も多いです。その一言で救われる。言葉の重みを実に実に感じます。そしてそれをいつのまにか「忘れてしまった日本人」に危機感を覚えてしまうのです。 西洋社会は「言葉で表現する世界」です。「あうんの呼吸」で対応する日本とは異なります。文化の違いが「壁」と作っているとしたら、こんなに悲しくて無駄なことがあるでしょうか。 21世紀はそれまでとは違うステップを踏むことを祈るのみです。 スポーツと音楽と芸術に言葉は要らないといいます。サッカーが世界の人を結び、このG−JAMPSがボンの人々と日本を結ぶきっかけになってくれたら、こんなに嬉しいことはないでしょう。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-21T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.28 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/20/01.php 2006年6月20日 信じられないほどに忙しい一日でした。そしてPCがクラッシュしてしまい、まったく日記が書けない状況でした。ここ数ヶ月、状態がおかしかったのですが、ついにクラッシュ。やっと友人のPCをお借りして書いています。クロアチア戦後、想像はしていましたが、予定以上の来館者でした。ニュルンベルグからは遠いのですが、試合後、ボンまで足を延ばしていただけたようです。その数一日にして約2500人。こういうときに限って、ボランティアさんが少なく、汗だくで目が回るほどの忙しさでした。 開館の9時前からサポーターの方々が訪れます。いつもはボランティアさんとスタッフによる朝礼が9時前に行われるのですが、それ以前に大勢の方が来館。まずはそこからがスタートでした。時間がたつごとに、その数は増えます。そして3時には1時間遅れでジーコが。その20分後にはキャプテンが。そして5時前には妃殿下がG−JAMPSにいらしてくださいました。正直言って、ジーコと妃殿下のご来館時には、人払いをしなくてはならなかったので、大勢のサポーターの方々にご配慮をお願いしなければなりませんでした。はるばる遠方からいらしていただいたのに、ほとんどの方々が気持ちよく御協力くださり、感謝に耐えません。ジーコの滞在は短時間でしたが、これだけ大勢の人が日本代表とジーコに期待している事実や状況をどれだけ感じてもらえたのでしょうか。次の試合に好影響を及ぼすことを、ひたすら祈ります。 そして今日の最大の出来事は妃殿下の御来館でした。先日の試合のときに、サッカーボールのイヤリングをされておられ、そのチャーミングさにみんながすでに魅了されています。ご来館時にも、きさくにスタッフやボランティアお声をかけてくださり、みんなが感動。G−JAMPSのブースもひとつひとつ丁寧にご覧になり、メッセージも書いてくださいました。そして最後にはボランティアやスタッフとの記念撮影。誰もが嬉しくて嬉しくて、今までの苦労を忘れた瞬間でした。 しかし、そんな素敵な出来事があった反面、残念な出来事もありました。あまりの忙しさに、ボランティアやスタッフがお昼をとりにサムライブルーバーを訪れた1時過ぎ、なんと食事が底をついていたのです。育ち盛りの学生さんたちに気の毒で、パンを買ってきてもらいその場をしのぎます。そして今日は試合前なので、ノルドパークでの日本代表の練習は6時から。ミックスゾーンでの取材の仕事を終え、G− JAMPSにみんながおなかをすかせてもどったのは9時前なのに、またもや「忙しかったし、予定以上にお客様がいらしたから」という理由で、オーダーが終了していたのです。ラストオーダーは9時半なのです。これにはさすがに日頃は優しいボランティアさんも立腹。一番腹を立てたのは、実はわたしでした。ボタンティアの方々にとって、忙しい仕事の後の食事は、唯一の楽しみなのです。それを一日に二度も奪われたときの怒りを想像してください。 確かにドイツの当たり前が日本の当たり前と異なることは理解できます。しかし、一日に2回も食事ができない。それをどういう「正当な理由」で納得させられるというのでしょうか。こんなにたくさんの人が来るとは思わなかったと担当者は言いましたが、プロとしての甘さを感じました。アマチュアであるボランティアの方々と、プロであるべき人との「温度差」。いったいプロとアマチュアとを区別する基準は何なの でしょう? 仕事へ真摯さがひとつの基準であるとしたら、襟を正してほしいと「マジで」思った一日でした。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-20T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.27 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/19/01.php 3006年6月19日(土) 来館者へのプレゼントがここ数日変化しています。クロアチア戦前の3日間は、いつものブルーフラッグに、キリンの「特製ペットボトルカバー」、アディダスの「共に戦おうキット」に「2種類のシール」などでさらなる応援をお願いしました。今日からは、ブルーフラッグにピンバッジ、タトゥー、クリアファイル、メディアガイド、ストラップ、2種のシールに変わります。数の制限もあり、すべての人にすべてのグッズをおわたしできないのは残念なのですが、少しでも着て頂いた記念が増えればと思います。 応援アイテムも増えています。「がんばれ日本」とかかれた紙製のこいのぼりはベルリン日本人国際学校さんから、赤ならぬブルーの大きなだるまは群馬県達磨製造業組合さんから、さらにはロッテの選手の方々の直筆サイン入りのユニフォームに、WEBに参加した監督や選手のサイン入り特製サッカーボール、王監督のサイン入りサッカーボールも届きました。以前からあった小泉純一郎総理が「挑戦」と書かれたユニフォームと共に、G-JAMPSでみなさんと一緒に日本代表を応援しています。 ところで、最近ちょっとさびしいのは、サムライブルーバーの日本食メニューの数と盛りが減ったこと。あまりの混雑ぶりのせいなのですが、仕事が忙しいと唯一の楽しみとなるのが「食」と「酒」(私の場合ですが)なので、残念に感じています。さらにはキリンのミネラルウォーター、アミノウォーター、生茶の在庫がついに尽きてしまったこと。いまさらながらにその美味しさを実感していただけに、留学生であるボランディアの方々と嘆いています。とくに生茶はペットボトル入りなのにあの味と香りはすばらしいとみんなが口を揃えます。日本の製造業の技術の高さを再認識しました。 私事ですが、昨日はボンに来て初めて7時間睡眠がとれました。さすがに5週目に入り、からだがきつくなってきていたので、やっと一息と言ったところです。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-19T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.26 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/18/01.php 2006年6月18日(日) 驚くほどに静かな午前中でした。メディアセンターを訪れる報道陣も、サポーターもちらほら。ニュルンベルグはボンから電車で約4時間かかるため、みんな行ってしまったんだねと話していました。ところがお昼頃から激変。チケットを持っていないサポーターと、ドイツの方々がどっと来館。いっぺんに忙しくなりました。G-JAMPSのシネマ室は早くも満員。大勢の人々がブルーフラッグをふって応援してくださいま す。スタッフとボランティアは部長とともにサムライブルーカフェで応援です。 結果には不満足でしたが、まずは最悪の事態はまぬがれました。ここからが本当の闘いでしょう。ブラジルがオーストラリアに勝ってくれたことも朗報です。明日は忙しくなりそうです。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-18T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.25 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/17/01.php 2006年6月17日(土) 試合前日のせいか、思ったほどのサポーターの来館もなく、比較的おだやかな一日でした。スタッフに誘われて、勤務終了後、デュッセルドルフまで足を延ばします。途中、ケルンを通過するときには、かの有名な大聖堂も車窓から見ることが出来ました。駅の壁にはアディダスと契約している選手、ジダンや中村俊輔らの大ポスターがずらりと並び、壮観です。急行で約40分。デュッセルドルフは大きな街です。駅構内にはFIFA公認のショップもあり、念願のピンバッジを購入。試合会場では長蛇の列だったのであきらめていたものです。しかし、3つで21ユーロは高い。どんな値段設定なのかと首をかしげてしまいます。 歩いて「なにわ」に到着。そうです、実はラーメンを食べにわざわざ来たのです。餃子、ミニサラダ、チャーハン、ラーメンにビールをたいらげます。海外暮らしをしていると、恋しくなるのがラーメン。これだけは、なかなか美味しいラーメンにありつけないのです。なにわのは、評判通りで嬉しかったです。ミニサラダのドレッシングも日本風で満足。ドイツのはやたらと甘いので、ちょっと辟易していただけにほっとします。すべて完食して大満足。もちろんビールも地ビールをいただきました。エトアニア人のヨハンナに「ラーメン食べにデュッセルドルフまで? スチューピッド!」と笑われましたが、いえいえ、日本人にとってラーメンがいかに大事かは、読んでくださるあなたならわかっていただけるでしょう。 お店の人にブルーフラッグを掲げてくださるようにお願いし、駅へ戻ります。途中、日本食のお店や日本人が多く集っている店にもフラッグを配り、飾ってくださるようにお願いすると、みなさん、気持ちよく受けてくださいます。有り難い限り。デュッセルドルフもサムライブルーに染めてしまいます。駅前では勝利したガーナの人々が大騒ぎ。明日は私たちだと確信しあって帰途につきました。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-17T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.24 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/16/01.php 2006年6月16日(金) 午後からは練習場での仕事でした。ノルドパークへの道のりはG-JAMPSから車で7〜8分です。朝から雨だったのですが、午後には晴れ上がり、青空ものぞきました。気温が低いので、選手の体調が気になります。このところ、暑かったり寒かったりの繰り返しなのです。それでも数週間前までの寒さが終わったからでしょう、街にはバラの花が咲き乱れています。とりわけノルドパークまでの街路樹がバラなのです。白、赤、ピンクなどが一斉に花開き、風になびく風景の美しいこと。ちょっと疲れ始めたこころとからだをリフレッシュしてくれます。 練習場には海外のテレビクルーが頻繁に訪れます。彼らとの交渉で問題になるのがいつも「通訳」の問題。なぜ選手は英語を話さないんだ。なぜ英語の通訳がいないんだと、毎回もめます。「言葉」は重要です。通じ合わなければ始まらないことは確かにあります。それは選手間でも同じでしょう。でも、テレビクルーにまで通訳を用意する必要がはたしてあるのか? 万全の体制で取材に望むのがプロではないのか?いろいろな考え方があり、お国事情もあるのでしょうが、この機会に「報道」のあり方をしっかり考えてみたいと思います。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-16T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.23 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/14/01.php 2006年6月14日(水) 今日は初めての練習場での仕事です。G-JAMPSから車で10数分の距離にあるノルドパークというスタジアムには、たくさんの大きなブルーフラッグがはためいています。今日も大勢のサポーターの方々が応援に駆けつけてきてくださっていました。と、突然、「ヤーパン、ヤーパン、ヤーパン」という可愛い声の大合唱。地元の小学生の団体さんです。声を揃えて一生懸命に応援してくださいます。ありがたいことです。彼らの期待に応えるべく、次回はぜひとも勝って欲しいものです。 ボランティアの一人にコロンビア人のマルガリータという素敵な女性がいるのですが、彼女がベビーシッターをしているドイツの子供と一緒にG-JAMPSのサムライブルーカフェで初戦を観戦したとき、最後の結末に、その子は泣いてしまったそうです。何の縁もなかったドイツの子供と日本代表の間に、涙をともなう気持ちがいつの間にか育くまれていた。こんなに嬉しいことがあるでしょうか。人の気持ちって素敵 です。ありがたいことです。そんな世界をもっと広げたいと願ってリヴァプール大学院に行き、サッカー産業学を学び、サッカーの世界で仕事をしようと思った初心に還らせてくれた出来事でした。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-14T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.22 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/13/01.php 2006年6月13日(火) 静かな一日でした。ドイツの方は大勢訪れてくださいましたが、さすがに日本の方は少なかったです。試合前日二日間で、来館者2000人余を越えた後だけに、静かに感じてしまうのでしょう。 午後、またまた短い時間でしたが、キャプテンが再来館してくださり、韓国戦を少し観戦。そしてボランティアの方々がお願いした色紙に言葉を書いてくださいました。「夢があるから強くなる」。本当にその通りだと想います。何か強く願うものがあり、それに大して真剣に努力したとき、扉は開くのではないでしょうか。確かに時間はかかるのかもしれませんが。 ところで、G-JAMPSにはいろいろなコーナーがありますが、ボン市のコーナーには、日本語を話すスタッフやボランティアの方々が待機してくださっています。彼らは、訪れる人々に、ボン市の観光案内をされたり、交通手段や日常生活などのさまざまな「ちょっと困っています」という問題を解決されたりと、心のこもったお手伝いをしてくださっています。 なかでもモニカさんは最高にハートフルな女性。ボン市の広報次官で、小柄な体をいつもきれいな色の服につつみ、にこにこと笑顔を常にキープしながら、さくさくっと仕事をこなしておられます。「まさかジーコさんにお会い出来るとは思わなかったわ」。彼女の言葉が響きます。ボン市は今回のG-JAMPSの設営のために、特別な予算計上はしなかったそうです。旧ドイツの首都であり、現在も国際会議を年に数多くこなしている実績があるからなのでしょう。そんな人々に、G-JAMPSは支えられています。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-13T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.21 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/12/01.php 2006年6月12日(月) 3週間ぶりにお休みをいただき、オーストラリア戦を応援しに行きました。ボンからカイザースストラステンまで、今日だけ直行便の電車が出ます。それでも3時間余り。遠いです。電車は最初ライン川沿いを走ります。少しダークな緑がとても美しく、堤防のない河川の美しさが目にしみます。そうです。ライン川にはごくごく一部の場所をのぞいて、日本の川のほとんどにある「堤防」がありません。なだらかに緑 の斜面が川へと続くだけなのです。その美しさは息を飲むほど。堤防がないということは、こんなにも美しいものなのかと驚嘆してしまいます。ついつい、日本の味気ない川の風景を思い出し、どこでこんなに違ってしまったのだろうと悲しくなります。ドイツの方々に聞くと、もちろんライン川でも氾濫はあるが、川はそういうものだから、人々は共存していくのだという考え方が根底にあるそうです。正直うらやまし かったです。美しい自然を毎日見続けることで、人々の心にもたらされるであろう無形のプレゼントの大きさに想い至ったからです。 カイザーストラステンはとても小さい街でした。今回のワールドカップ開催地の中では飛び抜けて小さく、人口も約10万人。駅からの目抜き通り1本にはたくさんの屋台が並び、お祭り騒ぎ、大きなパブリックビューイングもあります。この街にこれだけのしかも日本人やオーストラリア人が来たのは、おそらく街の歴史始まって以来でしょう。ホスピタリティにあふれた歓迎方法は心地よく、お金に依存しすぎない方法があるのだということを考えます。 スタジアムは今回多く見られるドーム型ではなく、外から見ると、スタンドの傾斜が急なイギリスに多い古い四角いタイプ。私の席はかなり上だったのですが、角度のおかげでフォーメーションなどはよく見えました。 試合はまだあと2戦あります。 明日からまた気を引き締めて、こころから応援します。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-12T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.20 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/11/01.php 2006年6月11日(日) 目が回るように忙しい一日でした。朝から続々と日本からの訪問客が訪れます。ほとんどの日本人がユニフォームに身を包み、期待に胸を膨らませています。いつもなら配布するブルーフラッグは先着順なのですが、今日は大判振る舞い。明日の試合を前に、全員にお渡しします。ドイツのお客さまも多かったです。嬉しかったのは、自分のお店や家の前にフラッグを掲げたいから貰いにに来ましたたという方がけっこういらしたこと。ボンの街が、どんどんブルーに染まり始めています。 考えさせられたのは、日本人のマナーです。G-JAMPSの入り口近いコーナーでブルーフラッグを配布しているのですが、お渡ししてありがとうと言ってくださるのは20人に一人ほど。ボランティアの方々は「ブルーフラッグ配布しています。お持ちですか?」と声をかけてながら手渡ししているのですが、なかにはさっと無言でとっていく方がけっこうおられます。「コレ」と単語しか話されない方、無言の方もお大勢いらっしゃいます。お子さんに渡しても、ご両親が無言も場合も多々ありました。わたしたちは決してお礼を言って欲しい訳ではありません。ただちょっと寂しくて悲しいのです。 もちろん、ありがとうと声をかけてくださり、ボランティアやスタッフを丁寧にねぎらってくださる日本人も大勢いらっしゃいます。ですが、そういう方々がおられるだけに、対比が大きく感じられるのです。海外に暮らしていると、「日本人は礼儀正しい素敵な民族だ」とよく言われます。それなのに。。。。ドイツの方々はほとんど全員が、小さな子供も含めて「ダンケーシェン(ありがとう)」と言ってくださっている事実が重いです。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-11T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.19 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/10/01.php 2006年6月10日(土) 地元の人々との交流が求められていて、それがいかに大切であるかいうことは以前書きましたが、素敵な動きがありました。JFAのスタッフと記者団、それにロンメルちゃんの地元訪問です。小児病院、孤児院などを、G-JAMPSのグッズを持参しての表敬訪問でした。記者の方々によると、とても喜んでいただけたそうです。本当なら選手が行けばもっとよかったのでしょうが、なかなかに現実は厳しいです。ヨーロッパでは選手や監督らの病院や孤児院訪問は、ごくごく自然です。そういった活動は社会やクラブや選手らが、「勤め」として受け入れられています。「勝つために」、選手のプライベートなどは守られなければなりません。でも、その線引きをどこにするか。とても難しい問題ですが、今後の課題となっていくでしょう。 G-JAMPSでも新しい活動が始まりました。早朝のG-JAMPS周辺のおそうじです。人が集まるということは、残念ながらゴミも増えるということ。静かな環境に、突然毎日千人を超える人が集まるようになったのです。G-JAMPSが責任を持って対処しようということになり、おそうじが始まりました。驚くほどのゴミ、とくにタバコの吸い殻が多く、ちょっと情けないやら悲しいやら。G-JAMPSを訪れてくださるのは嬉しいですが、こんな「事実」は残念です。 うれしい「出来事」もありました。川淵三郎キャプテンのG-JAMPS訪問です。分刻みのスケジュールのため、短い滞在でしたが、G-JAMPS内をご覧になり、ボランティアの方々との写真撮影などをしてくださいました。パワーをいただいてみんな大喜び。明日からまたがんばります。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-10T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.18 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/09/01.php 2006年6月9日(金) 開幕しました。2006ドイツワールドカップの開始です。平日ということもあり、日中は比較的に穏やかな一日でしたが、いざ試合が始まると。。。。G-JAMPSは7時までなので、こちら時間の6時開始の試合を見ることはできません。でも、同じフロアにあるサムライブルーカフェには大型テレビが持ち込まれ、大勢の人で賑わっています。なんでもドイツ戦がある時間帯はドイツ人シェフはお休みで、日本人シェフが仕事をし、日本戦があるときはその反対になるそう。ほんの数分しか見られなかったのが残念でしたが、彼らの一喜一憂が空気越しに伝わると、ああ、始まったんだなあと胸にくるものがありました。 今日は日本とマレーシアから友人が訪れてくれたのも、その理由の一つだったのかもしれません。日本からの友人らは、長年一緒に試合観戦の旅を共にした仲間。初めて一緒に代表戦を見ることができないのは、ちょっと不思議な感覚です。彼らに私の思いをスタジアムに持っていってもらいます。 マレーシアからの友人らと、夜食事に出たのですが、街はドイツ国旗と、騒ぎ狂う人々と、クラクションのうず。やっと初夏らしくなったせいもあり、夜遅くまでオープンカフェに人があふれ、国旗を身にまとった人々が大喜びしています。G-JAMPSが好意的に受け入れられているせいか、ヤーパンとかナカータ、ナカムーラなどとさかんに声をかけられます。もちろん一番人気はタカハーラ。エクセレント! グーーッド! などと言われると、何とも嬉しい。早く日本の勝利の夜が来て、街で彼らのように祝杯をあげたいものだと強く思います。... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-09T01:00:00+09:00 G-JAMPS日記 from Bonn - Vol.17 http://www.tsutomu-nishino.com/columns/archives/2006/06/08/01.php 2006年6月8日(木) 日本から力強い勝利の軍神が到着しました。ミニチュアダックスフントのロンメルちゃんです。彼が日本代表の試合に来ると、負けなし。なんとその記録は18連勝を数えます。JFAの広報部長の愛犬なのですが、日本代表のためにはるばる日本から高齢をかえりみず、やってきてくれました。もちろんブルーのユニフォームを着てです。G-JAMPSのメディアセンターへの出入りにはADカードが必要なので、早速彼のために制作。そのあたりはテレビ局が撮影していたので、ごらんになった方もあるかもしれませんね。 部長の後を短い足でしっかりと追いかける姿はまさにラブリーそのもの。G-JAMPSがいっきになごみます。広報犬として、なごみ犬として、そして軍犬としてのロンちゃんのお仕事が始まりました。10歳という高齢のため、彼の公式任務は今回が最後だそう。ぜひとも日本代表に勝利をもたらして欲しいものです。 それにしても、ドイツでは犬が生活になじんでいます。まずはしつけがいいのでしょう。リードなしで街中をご主人と楽しそうに歩く姿をたくさん見かけます。レストランもお店も、ほとんどがOK。入ってはいけないお店には、入り口にリードを結ぶ設備があるので、そこでじっとご主人を待っています。ホテルも日本のようなペットホテルではなく、ほとんどのホテルで追加料金を払えば同室に泊まれるそうです。楽しいなと思うのは、電車の料金。自動販売機に子供と犬のイラストが同時に描かれています。そうなんです、代金を払えば一緒に乗れるのです。それも子供と同価格ってなんだか楽しくありませんか。なぜかドイツに来てから写真が送れないので、お見せ出来ないのがとても残念なのですが、もしもボンのG-JAMPSに来られるチャンスがあったら、ぜひとも駅の自動販売機をチェックしてみてくださいね。もちろんG-JAMPSでもたくさんのわんちゃんに会えますよ... z06 Diary from Bonn Naoto 2006-06-08T01:00:00+09:00